黄体機能不全について

■黄体機能不全とは

不妊症の原因の一つとされる黄体機能不全ですが、これはどのような病気かというと「体内の黄体ホルモン(プロゲステロン)」の分泌が少ない状態のことを指します。
そもそもこの黄体ホルモンというのは、女性の卵巣の「黄体」という部分で作られ、受精卵が着床し妊娠を維持する子宮内膜を構成したり、卵胞ホルモンの分泌量を調整したりするもので、子供を授かる為にはなくてはならないものですが、この黄体機能不全の場合ホルモンの分泌が不足してしまっている状態になっているのです。

この病気が原因で不妊症になる方もいますが、妊娠後に黄体機能不全により「不育症」の症状になってしまい、結果流産してしまう方もいるので(この流産の原因は未だ不明だそうです)、妊娠前も妊娠後も、黄体ホルモンの分泌量には気をつけなければいけないんですよ。


■黄体機能不全と基礎体温

自分が黄体機能不全を原因とした不妊症かどうかチェックする方法に、基礎体温を測るという方法があります。
というのも、黄体機能不全(黄体ホルモンが不足している)の状態だと基礎体温の「高温期」になってもほとんど体温が上がらない(低温期と比べて変化が0.3℃未満)という特徴が出るからです。
これは不妊症ではなく、体の冷えを原因としたものであることもあるので一概に黄体機能不全だからとは言えませんが、数ヶ月継続して体温を測った結果、どの月も体温がほとんど上がらないという方は不妊症の症状である可能性がありますので、早めに産婦人科で検診を受けることをおすすめします。


■不妊症の治療法

黄体機能不全による不妊症と診断された方でも、自然妊娠をされている方はたくさんいます。病院で処方されたクロミッド(排卵誘発剤ですが、黄体ホルモンを分泌するように働きかける効果もあるんですよ)という薬を飲む方が多いようですが、食事や漢方による不妊症の治療法を実践する方も最近は増えているみたいですよ。

不妊症の方が体質改善対策としてよく食事に取り入れるゴマやナッツ類にも黄体ホルモンの分泌を改善するビタミンEがたくさん含まれていますので、温野菜サラダにアクセントで振りかけても美味しいですし、漢方の「補腎(ほじん)薬」は腎臓のはたらきを守るだけでなく、卵巣から出るホルモンのバランスを調整する役割があるのだそうです。

最近は漢方薬もおしゃれなパッケージになって買いやすくなったそうですが、「黄体機能不全や不妊症への効き」を重視するならば専門医のいる薬局で相談するのがおすすめですよ。

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