不育症について

■不育症と不妊症

不育症は「妊娠はできるが、妊娠初期に流産や死産をしてしまう」症状にある病態のことを指します。つまり「子供は授かることはできるけども出産ができない」ということで、その前段階の「子供を授かることができない」という不妊症とは似ているようで全く異なる病気であることがわかります。
この不育症は年間8万人の方がかかっている病気という厚生労働省研究班からの統計も発表されており、流産の原因の一つとしても数えられています。不妊症治療を乗り越えてやっと妊娠したのに今度は不育症...という方もいるそうなので、妊娠したからもう大丈夫!と妊娠初期に気を抜いてはいけませんよ。


■不育症の原因

不育症になる原因は「遺伝子の染色体異常」「子宮筋腫」「黄体機能不全」「糖尿病」など、不妊症の原因ともつながるものが非常に多いのが特徴なので、不育症の治療をすることで不妊症の改善をすることもできます。
特に原因となることが多いのが子宮筋腫ですが、この病気はほとんどが良性疾患で悪性(子宮がんの原因になることもある)の物は0.5%未満の上、体に悪影響な症状も出ないため、悪性でない限り取り除くことがないため薬などの処置もされず放置され、それが不妊症や不育のもとになってしまうこともあるのだそうです(筋腫を取り去ると不妊症が治ったという症例もあるそうです。

妊娠検査薬で陽性が出てもすぐに流産してしまう...という方は、早めに病院の外来で相談することをおすすめします。子宮筋腫などならば産婦人科の超音波(エコー)検査でも確認ができるので、気になる場合はすぐに病院の外来に診察・検査の予約を入れましょう。


■不育症患者をサポートするNPO法人

不妊症治療を金銭的にサポートする制度や不妊症に関するNPOなどはたくさんありますが、不育に関してのサポートは未だ多くはありません。その数少ない支援団体のひとつが「ハートビートくらぶ(NPO法人・不育症友の会)」です。
この団体は会員にならなくてもホームページの一部を閲覧することができますが、正会員(入会金400円、年会費2400円)になると掲示板やチャットを利用できたり、専門医による講演会やその後の懇親会に割引価格(500円?)で参加できるなどの特典が得られます。不妊症で悩まれている方も参加しているそうですよ。

また、不育症についてまとめた小冊子も発行されているのですが(送料込500円)、会員になるとこれもインターネットで見ることができるので、情報を収集したい、人の話が聞きたい...という方は、詳しい話をメールなどで聞いてみるのもいいかもしれませんね。

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