習慣性流産について

■習慣性流産とは何か

3回連続で自然流産をしてしまった場合、それは不妊症ではなく「習慣性流産」と定義されることがあります(不妊症は妊娠自体ができません)。
流産の割合は妊娠した方の約1割(10?15%)なのですが(高齢の場合はその確率は25%くらいに上がります)、これが3回続くとその割合は単純計算でも2%未満と非常な低確率になる為、妊娠した年齢が高齢でなくても「これは偶然ではない。習慣性流産ではないのか?」という定義が出てくるわけなのです。

この習慣性流産は出産経験がある方でも発症することがあり、子供はいるけれどもその後流産が続いて、これは不妊症ではないか...?という疑いを持ち、調べてみたら習慣性の流産だった、と知る方もいるんですよ。


■習慣性流産の原因

習慣性流産の原因は、不妊症の原因と大きく似通ったものが非常に多いことが特徴です。よく言われる原因が「子宮内膜などの子宮異常」「プロゲステロン、エストロゲンなどのホルモンの分泌不足」「クラミジア、カンジダ膣炎などの性感染症」「染色体異常」「女性の体内にある抗体による受精卵の排除」などで、挙げたものは不妊症の原因ともかなり類似していることがわかります。
これらのデータでわかるのが、習慣性流産は不妊症に比べて男性というよりは女性の体内環境に問題がある場合が多いという事です。
とはいえ、流産=女性に全部責任がある、というわけではありません。男性の精子の染色体異常による流産という可能性もあるので、こういった習慣性流産の治療も不妊症治療同様に男性も一緒に取り組む必要性があるんですよ。

また、新たな原因として注目されているのがストレス。不妊症治療でもよくある事ですが、耳慣れない病名を突きつけられたり、体内の抗体が元で子供を出産できない...とモヤモヤと考えるのは、女性にはかなりのストレスがたまります。そういったストレスを上手に発散させるのも、この状況を改善する為には必要なんですよ。


■習慣性流産の治療法

流産が習慣化してしまったら、重度の不妊症と同じで、もう妊娠はできないのでは...と思う方もいると思いますが、実際は違います。大学病院など大きな病院では「不育症外来」といって不妊症同様に習慣性流産の専門医に検査・診察を受けることができますし、体質改善の指導を受けることができます。
また体質改善は病院以外にも、漢方の専門医に薬を処方してもらうことでも可能になります。この薬に関しては体のどこが悪いかでも薬の種類は大きく変わってきますので、どのような治療法を選択するにせよ一度は病院に行き検査を受けることが必要になります。

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