子宮内膜症と不妊症

■子宮内膜症とは

子宮内膜症とは、本来なら子宮内にできるはずの子宮内膜(受精卵が着床する場所ですね)が、腹膜や卵巣、ダグラス窩(子宮と直腸の間のくぼみの部分のこと)などにできてしまい、増殖や剥離をくり返す症状の病気で、症状がひどい場合は漢方薬やピルを処方して痛みを抑えることもあります。
(この場合の漢方薬などはあくまで痛みの緩和で、不妊症などの原因となるものの治療にはいたらないことがほとんどです)。

子宮内膜症自体は、ほとんど(99.3%程度)が良性のものが多く、手術をしなくても問題が無いケースがほとんどですが、あまりに大きすぎるものの場合は妊娠したときに赤ちゃんの成育が妨げられたり、出産の際に帝王切開をしなければいけない可能性も出てきます。 これを切除するかどうかは、産婦人科の担当の先生と相談して決めてくださいね(切除しても卵巣を残せることもありますよ)。


■不妊症と子宮内膜症

子宮内膜症は基本的に良性であると言われてはいますが、不妊症の原因になることも実際は少なくありません(実際、不妊症の原因の20%はこの子宮内膜症という統計も出ているそうです)。

特に不妊症の場合気にしなければいけないのが「チョコレートのう胞」という卵巣の子宮内膜症です(チョコレートというのは卵巣にできたものがチョコレートのような茶色をしていることに由来しているそうです)。
これは見た目にはわからず、生理痛や排尿のときの痛みが重くなって産婦人科でエコーで見てもらって初めて気付くという方もいるそうなので、ピルを処方してもらっても生理痛がひどくなっていくという人は一回病院で検査を受けてみるといいと思いますよ。


■子宮内膜症の原因

なぜチョコレートのう胞(卵巣を原因とする子宮内膜症)が不妊症の原因になるのかというと、のう胞が卵巣・卵管など卵子の通り道をふさいでしまうことがあるために不妊症になってしまう、ということがあるためです。
卵巣や卵管は2つで1組なので片方が無事ならば完全に不妊症になったというわけではないので自然妊娠する可能性もあるため、病院でもしばらくは経過観察をしますが、状況が変わらないようでしたら腹腔鏡を使っての不妊症対策の手術を行うこともあります。
もし不妊症ということで子宮内膜症の治療をしておきたい、という方は早めに婦人科で検査を行っておくといいでしょう。
こういった検査に保険は適用されませんのでお金がちょっとかかりますが、早期治療の為にはやっておくことをおすすめします!

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