染色体異常と不妊症

■染色体異常とは

最近人工授精や不妊症のニュースの中でも良く出てくる言葉が「染色体異常」ですが、この染色体異常とは何かというと「受精卵の染色体に異常がある」ということ。
この染色体とは、人の遺伝子を構成するもので、異常がある種類の染色体を持った精子や卵子が受精すると、うまく受精卵が育たずに流産をしてしまったり、また無事に出産したとしてもダウン症や知的障害などのリスクを背負った赤ちゃんが誕生してしまう確率も高くなります。

また、染色体異常の受精により流産をくり返すことによって(その後の処置が遅れてしまったりすると)不妊症になることもありますので、自分の体のことを気遣うことも大切ですよ。


■染色体異常になる原因

染色体異常になぜなるのか、というのは今の医学ではまだ解明されていません(治し方もまだ見つかっていないようです)。
最近遺伝子組み換えの食品が問題になっているという説もあるようですが、実際染色体異常を原因としたダウン症などの疾患を抱える方はそれ以前からいるのでそれが原因ではないと考える方が多いようです。

また、女性の場合高齢になればなるほど卵子の染色体異常が確率が上がるともいわれています(「高齢になると不妊症になりやすい」という通説があるのも、これに由来しているのかもしれません)。


■不妊症と染色体異常

染色体に異常を持って生まれた方の中には、無精子症・精子無力症などの疾患を抱えた為に不妊症になるという方もいます。

特に男性の場合は「クラインフェルター症候群」という病気も定義されており、けっして染色体以上と不妊症が無関係ではないことが医学的にも証明されているんですよ。
ただし、最近の研究結果でクラインフェルター症候群にかかっている方でも、35歳未満の方ならば80%の高確率で精巣内の精子を取り出すことが出来るそうですので、子供を授かりたい方は早く検査に行くなどの行動が大切かと思います。


■染色体異常による不妊症

染色体の異常による不妊症は男性のクラインフェルター症候群が有名ですが、女性も「ターナー症候群」という不妊症が症状として現れる病気があります。この病気の場合は赤ちゃんの頃に足がむくんだり、背が小さかったり、生殖器(卵巣など)の欠損がおこるなどの症状が表立って現れ、知的障害などがないために、軽度の種類の場合は症状に気付かず、大きくなって検査してやっとわかる...というケースもあるそうです。
また、このターナー症候群の場合は妊娠しても流産の可能性が高く、生まれた子供が女の子の場合は無排卵や不妊症などの疾患を抱える確率が高くなるとの事です。

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