乏精子症と不妊症

■乏精子症とは

乏精子症とは別名「精子欠乏症」と呼ばれるもので、男性の精液中の精子が少ないという症状を持つ方のことを定義しています。
その判断基準は、精液1ml内にどのくらいの精子がいるのかということなのですが、正常ならば1ccあたりに6000から8000万個ぐらいの精子が存在すると定義されているのですが、この乏精子症の場合は1000万個未満、中には精子の運動率が低下しているものもあるそうです(精子数が100万以下だとかなりの重症と判定されます)。

当然ながら乏精子症は不妊症にも関係していて(やはり精子の数が多いほうが妊娠確率は上がります)、不妊症に悩んでいて、いくら奥さんの体をチェックしても問題なかったので、最後に旦那さんの精子をチェックしてみたら精子が少なくて、不妊症の原因が旦那さんにあることがその時判明した...ということもままあるようです。


■乏精子症の原因と治療

乏精子症をはじめ、不妊症の原因となるものには様々なものがあります。その最もたるものに挙がるのが「タバコ」。
タバコの中に含まれるニコチンが、男性ホルモンであるテストステロンを減少させてしまうために体内で精子を作る能力が減退し、その結果作られる精子の数が減ったり運動性が悪くなるというような乏精子症の症状が出るという検査結果も出ています。

ですので、不妊症の検査結果で精子の数が少ないと病院でいわれた喫煙者の方は、すぐにタバコはやめることをおすすめします。
奥さんが妊娠すれば自動的にタバコは吸いにくい環境になりますし、今から禁煙治療を始めてしまえば、タバコ代の節約にもなりますよ。


■乏精子症の不妊症対策

乏精子症の不妊症治療は、最初に行った精液検査の結果によって随分と変わってきます。
軽度の物であれば胃腸の働きを良くする働きを持つ漢方である補中益気湯(ほちゅうえっきとう)など、個人の体質にあった漢方薬を処方してもらったりすることで経過を観察することもあるようですが、重度の不妊症の症状をお持ちの方は人工授精や体外受精を行うケースが多いようです。
また、乏精子症を原因とする不妊症の場合は、不妊症を専門とする医師の指導の下でタイミング法(排卵日付近に性交を行う方法です)を実行するという手段もあります。
その場合は精子を貯める為に1週間以上マスターベーションを禁止するなど、禁欲生活を行うという方も多いようです。
なお、このタイミング法を指導してもらうには安いところ(保険が適用される病院)で月4、5000円ぐらいになるそうですよ。

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