精子無力症と不妊症について

■精子無力症とは

精子無力症とは、その名の通り精子が無力=精子が運動しないという症状の病気で、男性が原因となる不妊症の一つです。
実はこの精子無力症は男性が原因となる不妊症の中でもかなり厄介と言われているものなんです。

というのも、精子無力症の精子は運動をしないので、排卵された卵子と結びついての受精が本当に成立しにくいのです。
受精の為には、精子は卵子の周りの殻を破った上に卵子の中に入り込まなければいけないのですが、精子が運動しないことで受精に至らずに不妊症になる...ということになってしまうのです。
また、自分が不妊症とは思わないために高齢になって病院に行ってやっと気付いた、というケースもあるようです。


■精子無力症の原因とは

精子無力症の原因は高齢などといった問題ではなく、ほとんどが遺伝などによる先天的なものだそうですが(これは内蔵機能が弱かったりすることが遺伝することに由来しています)、病気によって睾丸や前立腺にトラブルが起こった場合にその影響で精子無力症になることもあるといいます。

特に最近問題になっているのが、前立腺炎による「膿精液症」にかかっている場合。
この症状が見られる方の精子は特に運動率が低く、不妊症の原因になる可能性が非常に高いのだそうです。
ただ、この膿精液症が後天的なもの(後から病気などの影響で発症した)の場合、抗生物質や漢方薬で対策をすることもできますので、行きにくいかとは思いますが、まずは泌尿器科などにいって不妊症なのかどうなのか診てもらうことが大切です。


■冷え性と不妊症

冷え性になると女性は不妊症になりやすいといいますが、男性もその限りではありません。
冷え性が原因になって精子無力症などの不妊症にかかるという方もいるんですよ。
なんとなく男性と冷え性が結びつかないと言う方もいると思いますが、内臓、特に腎臓が冷えてしまうと運動率の高い精子が作られないために精子無力症になりやすい、ともいわれています。

ですので、腎臓をあたためる漢方薬をとったり、ハラマキを巻いたり、食べ物を改めるなどして(体を温める食べ物などですね!)対策を練ることは男性の不妊症を改善する為にはとてもいいことなんですよ!


■精子無力症の判断基準

どんな人が静止無力症なのか判断するのかというと、実際に精液を採取して、その中の精子がどれだけ動き回っているか(運動しているか)を目で見て、それを統計して確認をするそうです。

なお、どの程度で無力症と判断されるのかというと、基準ラインは全体を統計しての半分以下(50%以下)となっているようです(正常といわれる精子の運動率は、約70?80%ともいわれています)。
運動率が40?50%の比較的軽度な精子無力症に関しては飲み薬や漢方薬で治ることもあるそうですが、それ以下になると顕微鏡受精や体外受精などの不妊症治療を進めているケースが多いそうです。

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