不妊症と冷え性

■冷え性が不妊症の原因にならなかった理由

不妊症の原因の一つに冷え性が挙げられる、という話が出てきたのは最近のこと。
なぜ今まで冷え性がここまで原因に挙げられなかったのは、日本でポピュラーになっている西洋医学では「"冷えやすい体質"というだけで"病気"ではない」と位置づけされていたからといわれています(だから冷え"性"と表記するとも言います)。

ですが、不妊症の原因にもなるほどに体が冷えているならばこれは明らかに「冷え症」。
そもそもの実生活にも関わってくる問題なので、一刻も早く治療を始めることをおすすめします。
病院でも内科や婦人科で診てもらえますよ。


■基礎体温で冷え性をチェックする

不妊症でお悩みの方もつけている基礎体温ですが、これも自分の冷えが不妊症の原因になっているのか確認する一種のチェック項目になります。

この場合基礎体温のグラフで注目するのは、低体温期と高体温期の体温差。
通常ならば0.3ー0.5℃程度の開きが出るはずの体温差が0.3未満になっている(基礎体温のグラフが横に一直線になっている)場合は要注意です。

こうなると生殖機能(卵巣・子宮)が冷えているために黄体ホルモンの分泌が不十分になりその結果受精卵ができても子宮に着床できなくなってしまうため、不妊症になってしまうことがあるのです。


■冷え性を改善する漢方

冷え性に基づく不妊症を改善するならば病院もいいですが、冷えには一日の長がある東洋医学=漢方に頼るのが一番かと思います。漢方と言っても薬だけでなく鍼灸なども漢方に基づくものなので、そういったものを上手に活用すると良いかと思います。
一番早く始められるのが「三陰交(足の内側くるぶしから指4本上のツボ)」を押すことですが、ちょっとずれるといくら押しても効果がないので、プロの鍼灸師さんにペンなどでマーキングしてもらうといいですよ。

一応、家族の人の足をかりて写真を撮ってみました。
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このツボは体内の循環を助けるということで、男性女性関わらず冷え性以外の様々な症状に効果があるそうです。
あまり知られていませんが、覚えておくと便利なツボなんですよ。


■不妊症を改善する手段

不妊症にお悩みで体が冷たい...という方は、冷え性を改善することでその状況を克服できるかもしれません(なお冷え性は克服しなくても、改善するだけでも大丈夫です)。
冷え性の症状を軽くし、不妊症を克服する為にはまず「運動」をしましょう。
ちょっと遠回りにはなりますが、運動をする→筋肉がつく→体の脂肪が燃焼しやすく、体が冷えにくくなる→冷え性による症状が軽くなる→不妊症改善...ということも十分可能です。
運動が苦手という方は一日30分のウォーキングでも、仕事帰りの電車一区間を頑張って歩いてみるのでも大丈夫。継続することが大切です。

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